昔、タワーマンションに住んでみた話
- daisuke ichinose

- 2021年2月19日
- 読了時間: 3分
たまには少し昔話でもしてみようかと思う。筆者はちょうど10年ほど前、豊洲にあるツインタワーマンションの27階に住んでいたことがある。確か48階建だったと思うが、当時はまだ25歳という若さだった。何故豊洲のタワーマンションに住むことになったのかは、また別の機会にでも書こうと思っているが、何というか最上階には織田裕二が住んでいたり、芸能人が何人か住んでいることで有名だったと思う。
まさにタワーマンションの先駆けのような物件だった為、なにかと話題性には富んでいたが、正直安全面でかなり心配だったのを今でも覚えている。あんなに細くて高いビルのようなマンションがポキっと折れたら確実に死にますからね。
ただ後で調べて分かったことだが、耐震性に関しては最強と言ってもいいだろう。地震の揺れを感知する機能が搭載されており、地震がクル10秒前から館内アナウンスが入る。
10秒後に震度○の地震が来ますと言ってからカウントダウンが始まり、震度3位でもめっちゃ揺れるのが面白かった。これはタワマンの免震設計上、必要以上にマンションを横に揺らすことで、地震による揺れの衝撃を逃すシステムによるものだ。もし仮に震度7とか言われた時にはどうしろと?
ここからはタワーマンションに実際に住んでみた感想と、メリットデメリットについてまとめてみようと思う。ではまず率直な感想から述べると、只々気分が良いということだ。
まず、当たり前だがバルコニーから眺める景色が最高だった。夜景を眺めながらの一服は、1日の仕事の疲れが吹き飛ぶ位の爽快感はある。窓が全面ガラス張りになっていたので、室内からでも景色を一望しながらお酒を楽しむことができる。パーティーをやって騒ぐには最高の環境と言ってもいいだろう。まさに、自分が人生の勝ち組であるかのような愉悦を肌で感じることができた。
だが、その愉悦に浸れるのも最初の3ヶ月ほどで終わる。ぶっちゃけ飽きてくるのだ。
人間の欲望とは恐ろしいもので、あれほど憧れていたタワマン生活にも慣れがクルものだ。
27階から眺める景色にも当然慣れがきて、最初の頃に味わった感動は徐々に薄れてゆく。
人間は、憧れていた生活が日常になった途端に、その日常に感動することはなくなる。
入口のエントランスからエスカレーターに乗り、その先に高速エレベーターが8基ほど付いているのだが、最初の頃はあまりの速さに感動したものだが、段々と買い物で外に行くのも面倒に感じるようになってしまった。はっきり言ってタワマンに住むメリットは、景色が良い・優越感に浸れるの2点だけだ。後は特にない。
ただ、1度住んでみることには賛成だ。タワマンに対する憧れを無くすには、実際に住んでみるのが1番だ。住んだ者にしか分からない特別な高揚感を体験する価値はあると思う。
だが、住宅として購入するのはやめた方がいい。何故なら、タワマンの最大のデメリットである経年劣化による資産価値の逓減が激しいことが挙げられる。不動産価値のほとんどが土地にある為、箱単体にはあまり価値がないというのが実状だ。タワマンは購入した直後から負債へと転換する代物なので、本当に住みたい人にだけオススメする。
更に、タワマンは12年周期で大規模修繕が必要になってくる。この修繕費用は、修繕積立金として毎月税金のように徴収される。
更に様々な管理費と合わせると、毎月合計で¥40000円ほどかかってしまう。マジで無駄だ!これは上層階に上がるに連れて値段も上がってくる。
やはりタワーマンションを購入する条件としては、キャッシュで一括購入できる位の資産を築いてから、己の野心を満たす為だけに購入する物件だと思う。
以上が、タワマンに1年住んでみての率直な感想だ。これはあくまで筆者の主観による見解なので、参考程度に聞き流してもらえればと思う。 ではまた!



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