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どうしたら飲食業界が良くなるのかを本気で考えようぜ!〜前編〜

  • 執筆者の写真: daisuke ichinose
    daisuke ichinose
  • 2022年6月15日
  • 読了時間: 4分

皆さん今晩は!このニッチなブログの筆者自身が最前線に立つ現役バリバリの料理人であるということは、ほとんど知られていないと思います。料理人視点でのブログや飲食業関連の記事があまりにも少なすぎるので、無理もない話です笑。

そんな筆者がこのブログを立ち上げた原点へと回帰すると、そこにはやはり常に飲食業界に対する不平や不満、そして何よりも渇望があったからだと思います。



何故、こんな肉体的にも精神的にもキツい仕事の給料が低いのか?

世の中の仕事を見回しても、ほとんどの仕事がそれほど必要ない仕事ばかりの中で、飲食業ほど世間の人々を豊かで幸せにしている職業はないのではないか?と思えるほど、自分の職業には誇りを持っています。ですが、飲食業界人の世間的評価は現状、最も低い水準に甘んじていると言っても過言ではありません。これは一体どういうことなのか?



その答えが最近視えてきたので、根本原因も含め、この場を借りて皆さんにシェアできたらと思います。まず第一に、日本の飲食業界人の社会的地位が意図的に蔑まれてきた経緯についてお話します。日本の失われた30年の間、日本はひたすら不景気の中を迷走し、政治家の誤った国策によっていいように踊らされ、ただ地べたを這いつくばり、デフレの中を突き進んで来ました。



日本がリセッションに突入しているにも関わらず、度重なる増税によってひたすら国民の首を絞め続けてきたわけです。気付いていない方もいると思うので明言しておきますが、日本はここ30年の間ずーっと不景気でした。不景気なので金利を上げることもできず、0金利政策が続いていました。即ち、デフレによる物価安です。

物価安に伴い、企業の業績も落ち込み、従業員の給料も下がるというまさに負のスパイラルに陥っていたわけです。



そこで、日本の企業はより安い物を作るように仕向けられました。1円でも安い商品を作るような価格安競争の始まりです。元々日本企業の優秀さや、日本人の勤勉さも重なり、そんな状況下でもこなしてしまう日本人の驚異的なパフォーマンスにより、庶民の生活に物価安は浸透し、徐々に馴染んでいきました。



ですが、この物価安による企業努力ももう限界に来ています。このデフレ禍における企業努力の弊害として生まれた副産物こそブラック企業であり、より安価な物を提供するには人件費を落とすのが最も手っ取り早いというわけです。

そんな中、飲食業界に登場してきたのが、世界でも類を見ないチェーン店の出現です。

レストランの料理にも引けを取らないクオリティを、よりリーズナブルに提供する脅威



このチェーン店の登場こそ、飲食業界人の社会的地位を貶めた元凶と言っても過言ではありません。この外資系による外食産業の大きなうねりによって、飲食業界のブラック化がよりエスカレートしていったことは言うまでもありません。

勿論、この外資系チェーン店による価格安への挑戦は、多大な功績を残した日本の誇るべき文化であることに間違いはありません。そんなチェーン店が日本の飲食産業の雇用を創出し、庶民の暮らしをより豊かなものにした実績は確かなものです。



ですが、そう仕向けられたのも紛れもない事実です。実際の所、物価安による価格競争によって国民の給与が上がることは有り得ません。それほどに、薄利多売のビジネスモデルにはそもそも限界があります。日本国民に刷り込まれている物価安に対する意識を根底から変えていかない限り、給与が上がることは有りませんし、国民が安価な商品を追い続ける負の連鎖から抜け出すことはできません。



このように、日本企業の優秀すぎる企業努力デフレという時代が重なり、これらと国民のニーズが複雑に絡み合うことで、飲食業界の社会的ステータスは必然的に低空飛行を続けてきたわけです。まずは、この長年続いて来たデフレからの脱却が1番の課題であり、それから企業が価格安競争に固執するのをやめて、ある程度利幅の大きい高価な商品を作って売る勇気を持つことで、初めて国民の意識も変わってくるのではないでしょうか?



企業の業績が上がれば、当然従業員の給料も上がり、お互いW I N✖️W I Nの関係を築けるというものです。話が少々長くなってしまったので、飲食業界再編の核心へと迫る続きは後編にしたいと思います!  Good Luck!

 
 
 

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